蒜山大根の荷受

朝5時半

生産農家の方が「ひるぜん大根」を加工場に運んでこられます。

持ち込まれた大根に「加工」という手段で商品の命とも言うべき付加価値を吹き込むのが私たちの使命

製品に仕上がるまでは「よりレベルの高い製品をつくりたい」という希望と「加工段階でのミスは許されない」という緊張感の中で作業が始まります。

受入れ処理・洗浄

荷受した大根は、葉からの水分の蒸散を防ぎ鮮度を保つため、直ちに葉を切り取ります。

葉を切ったばかりの「ひるぜん大根」

「黒ぼく」という、きめ細かな火山灰由来の土が全面に付着しています。そして、この粒子が小さく、保水力・保肥力に富んだ「黒ぼく」が、「ひるぜん大根」の生産を支えているのです。

そして大根の洗浄作業

「ねっとり」ついていた、あの「黒ぼく」が洗い流され、みるみる真っ白な大根の素肌が現れます。旭川の源泉という、ぜいたくな水をふんだんに使い、加工前の大根をきれいに洗浄

私たちの作業は数多くの類まれな地域の資源に支えられているのです。

皮むき・成形

大根は1本1本、形が異なります。このため、皮むきは全て手作業

皮をむいた大根は、漬物製品の種類に応じて、ダイス状・薄切りといった形に切り分けられます。

消毒・塩蔵

成形された大根は発酵に問題を生じさせる細菌を取り除くため消毒・水洗いののち、一定時間塩蔵されます。

調味・計量・袋詰め

唐辛子やゆず皮、切り昆布などの薬味を調合します。

袋詰の前の計量

袋詰の際、調味液が注がれます。

通常、この機械でシールまで行いますが、製品によっては別の機械を用いることもあります。

製品の状態やピンホールの有無などを確認する検品作業も重要です。

出荷

高速道路蒜山サービスエリアや道の駅など、蒜山地域への納品も行います。